医薬分業とは

「医薬分業」ということばを聞いたことがある人もいると思います。では、どんなことを意味しているのか知っていますか?
医薬分業とは、医師と薬剤師がそれぞれの専門分野で業務を分担するシステムのことです。医師が患者を診察する→薬が必要だと判断した場合は処方せんを書いて患者にわたす→患者は処方せんをもって町の薬局に行く→薬局の薬剤師がその処方せんにもとづいて調剤する、という流れになっています。
「病院で薬をもらえたほうがめんどうくさくなくていいのに」などと思う人がいるかもしれませんが、医薬分業には次のようなメリットがあります。
・医師の記載した処方せんの内容を、薬の専門家である薬剤師が再度確認することでミスを防ぐことができ、安全に薬を使用することができるようになる。
・処方せんにより処方された薬の内容が明らかになり、患者自身がそれをしっかり把握することによって、自分で薬を管理しようという自覚・習慣が生まれる。
・薬局で薬の説明書がもらえたり、ていねいな服薬指導を受けたりすることができる。
・お薬手帳や薬歴に、今まで処方された薬理やアレルギー、副作用などの記録が残るため、アレルギーや副作用のでる薬が出されていないかなどのチェックがスムーズに行える。
・複数の病院に通院している場合でも、それぞれの病院で出された処方せんをすべて同じ薬局(「かかりつけ薬局」という)にもっていけば、薬を重複処方されてしまうことや飲み合わせによっておこる不都合を防止できる。
西欧では、13世紀半ばに医薬分業が行われ、それが受け継がれてきました。現在、ほとんどの先進国では医薬分業が定着しています。しかし、日本においては、医薬分業は遅々として進みませんでした。
明治時代に公布された薬律のなかで、すでに医薬分業がうたわれていました。しかし、薬舗の数が少なかったため、医師による薬舗の仮免許取得や薬舗との兼業など例外が認められたので、日本では、医師による調剤があたりまえのこととして定着してしまったのです。1956(昭和31)年、医薬分業が法律上制度化されたにもかかわらず、ほとんどの場合調剤は病院で行われ、つい最近までごく一部の薬局だけが院外処方せんを扱っているという状況が続いていました。これでは、安全かつ有効に薬が使用されるよう管理するという、薬剤師本来の役割がはたされているとはいえません。
1940(昭和15)年、フレミングが発見したペニシリンが病気治療に効果をあげて以来、薬学の進歩はめざましく、効果の高い薬がたくさん発見・開発されてきました。こうした薬は、不治の病とされてきた病気が完治するようになるなど、さまざまな恩恵を私たちに与えてきましたが、その反面、副作用による問題も相次ぎ、薬の安全な使用を求める声が高まってきました。
こうしたなか、薬剤師の仕事内容の見直しも行われ、1992(平成4)年の医療法の改正で、薬剤師は「医療の担い手」として明記されました。医薬分業の確率も進められ、分業率は順調に伸びてきており、国民に確実に浸透してきたと考えられています。
医療活動の担い手として、薬の専門家・薬剤師の活躍が期待される時代がやって来たといえるでしょう。

 

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