薬剤師ってどんな資格?
薬の専門家「薬剤師」
かぜ薬、胃腸薬、解熱剤、目薬、湿布薬……、私たちのまわりにはたくさんの薬があります。「薬」とは、病気の治療や予防、診断、健康の維持・増進のために使われる物質のことです。だれでも病気やけがのために、病院で薬を処方してもらったり、近所の薬局で薬を買ったりしたことがあるでしょう。薬は、私たちのからだを守るために欠かせない存在なのです。しかし、薬は飲み過ぎてしまったり使い方を誤ったりすると、かえって危険な存在になることもあります。私たちが安全かつ有効に薬を用いることができるように、さまざまな薬の効能・効果、そして副作用を正しく理解し、管理するのが薬の専門家である薬剤師です。製薬会社で作られた薬が、病院や薬局などを経て私たちのもとに届くまでのさまざまな過程において、薬剤師は活躍しています。薬剤師には、ものすごく幅の広い活躍の場があります。薬を作るメーカーでの仕事、その薬を使う医療施設での仕事、その流通における仕事、保健所、研究所、など薬と衛生に関する多くのところが仕事場となります。